3部4章 半周を目指して・あとがき
第4章いかがでしたか?
ダーウィンからパースまでの道のりは5000km超えてるんじゃないかと思います。
長かったけど時間かけたからしんどくはなかったなぁ。
こちらの写真は"旅ライダー"っぽくしようと思って撮りました!
下からアングルやし右ウインカーが折れてるし…
はい、それでは感想です。
海キレイすぎ!!
「月の階段」のブルーム、世界遺産のニンガルーコースト、同じく世界遺産のシャークベイなどなど…
見飽きたから探索しなかったり立ち寄らなかったとこもあるから、ほんとはもっとたくさんキレイなオーシャンビューがこの西海岸にはあります。
(とある日の昼ごはん)
ただ、
西海岸はアクセスがどえら悪い。
日本から一番安く行けるケアンズとの直行便があるのは西海岸ではパースだけ!
つまり気軽に行けるのは第4章の中ではスタートのダーウィンとゴールのパースだけなんですよね。
ま、行きづらいのはオーストラリア人にとっても同じなのでまだまだ観光地化されてないところが多くてじっくりゆっくり楽しめると思いますよ!
あと、
海以外ほんとに何もない。
文字通り観光スポットどころか町もない。
どころかガソリンスタンドもない!!
Day21で次のスタンドまで290kmでどーのこーのって騒いでたけど、あの後も約300kmの間ガソリンも水も補給出来ないってことは何回かありました。
なんでもウェスタンオーストラリア州(WA)は実にオーストラリアの3分の1もの面積を誇るらしいですから。
しゃーないね。
まだ東海岸行ってないので分かりませんが、西海岸は海が大好きな方にオススメです!!
けどもし東海岸もキレイなら無理して行かなくていいです!!
次は町の解説。
1.ダーウィン(Darwin)
ノーザンテリトリー準州(NT)の州都。
雨季と乾季があり年中気温が高く、ビーチも自然もあり程よく都会なので過ごしやすい。
乾季の間は観光客やら仕事を求めて来た若者やらで結構賑わう。
雨季には人がいなくなるらしい。
時給はオーストラリアの中でも高水準らしくワーホリにも人気。
しかし現地の日本人コミュニティは規模が小さく、日本人観光客もあんまり来ないから働き手としての日本人の需要はあまりない。
仕事においては英語の出来るヨーロッパ人や巨大コミュニティのある中国人と競うことになるので覚悟が必要。
観光面ではワニクルーズやカカドゥ国立公園がある。
カカドゥでは大昔のアボリジニが描いた壁画を見れる。
ぶっちゃけ大したことないとか言ってはいけない。
2.キャサリン(Katherine)
ダーウィンの300km南西にある町。
決して大きくはないが生活には困らなさそう。
とか言ったけどNT州内で4番目に大きいらしい…。
スーパーでは季節労働者のバヌアツ人っぽい人とかアジア人がいたのでファームがあるのかもしれない。
自分がバナナファームをしてたイニスフェイルに雰囲気はよく似てた。
3.カナナラ(Kununurra)
NT州からウェスタンオーストラリア州(WA)に入ってすぐにある町。
ここもワーホリ情報みたいなので聞いたことはある。
ファームがあったような気がする。
WA州に入るときに検問で野菜・果物は捨てさせられるので、この町で食料を買い直す人が多いんじゃないでしょうか。
というよりここから物資補給できる町があんまりないから買えるときに買おう。
4.ブルーム(Broome)
ダーウィンから西に向かう道でインド洋が初お目見えになる街。
街の規模はそこそこで、かろうじて観光地化されてる。
真珠養殖が盛んでその昔に日本人や中国人が大量に移民してきたため、日本人墓地などといった形でその名残が未だに残る。
毎年Shinju-Matsuri(真珠まつり)が開催されてるらしい。
オーストラリア的には穴場リゾート地に当たるっぽくてホテルやレストランも多く見られる。
乾季の始まりに乗りこめば仕事がゲットできるかも??
玉砕したブロガーをたくさん見たので保証はしませんけどね…。
5.ポートヘッドランド(Port Hedland)
ブルームから南西に600kmのところにある街。
街の入り口にドーンと塩の山が構えている工業都市。
カリジニ国立公園という秘境の玄関口らしい。
秘境にオンロードバイクで行けるはずもなく挑戦すらしてないので詳しくは知りません。
なんならツアーじゃないとキツイって何かで見た気もする。
街中にフリーキャンプ場があるけどテントは禁止だからね!!
あと海辺にはデカイ船が停泊してます。
観光するとこはそれくらいしかない。
6.カラサ(Karratha)
ポートヘッドランドから西へ250kmのところにある街。
マイナー都市っぽいけれども街中に大手日用雑貨店のK-martがあるという地味な優秀さを持つ。
街のインフォメーションセンターでは日本の方が働いててびっくりした。
観光するところは……あはは。
7.エクスマウス(Exmouth)
世界遺産ニンガルーコーストでジンベイザメと泳ぎたいならここ!
と言っても元は軍用に作られた街らしくバックパッカー歓迎というムードはあまりない。
全体的に宿泊施設は高め。
ニンガルーコースト内でキャンプ出来るらしいけどオンラインでの予約が必要とのことなので行きたい方はチェックして下さい。
現地では受付してなかった。なんで?
8.コーラルベイ(Coral Bay)
エクスマウスから南に150kmのところにある町。
ここもニンガルーコーストでジンベイザメと泳げるらしい。
さらに安宿があるっぽくて若者もたくさんいたし、町中にキレイな遠浅のビーチがあった。
町の規模はエクスマウスより小さいけどより観光地化されてるような印象を受けた。
9.カーナーボン(Carnarvon)
西海岸の真ん中辺りに位置する町。
ファームタウンとして有名(?)。
町の中心にアクセスする道の周りにはたくさん農地があり、バナナファームまで姿を現したときは思わず声が出た。
「うわっ…」って言っちゃった。
それはよしとしてここの最大の欠点は安宿の分かりにくさ。
バックパッカーズと看板が出ていながら営業してないとかオンラインでの受付はしてないとかよく分からんかった。
バックパッカーズをまとめてくれてるブログとかもあったので実は環境が整ってるのかもしれない。
10.ジェラルトン(Geraldton)
パースの北400kmにある街。
この街の少し手前でひたすら続いたサバンナがやっと終わる。
唐突に広がる緑には砂漠の旅を思い出して感動さえ覚える(個人的に)。
ファストフード店が一通り揃ってるぐらいには規模の大きな街。
ここも街中にフリーキャンプ出来る場所はあるけど当然のようにテント禁止。
こことパースの間には羊や牛などの牧場が広がっていて、バナナなんかよりこっちで仕事したかった!!!って思った。
11.パース(Perth)
WA州の州都。
オーストラリア第4の都市パース!
ここまでの旅路で最大の大都会で車線の数、ビルの多さ、人の多さに圧倒された。
街の雰囲気もこれまでと全然違って別の国に来たかのように思った。
学校で地中海性気候と習うパースは、夏は暑く乾燥し冬は温暖で雨が多い。
8月の終わりの今は、これが冬だと思えば暖かいけどバイクに乗るにはまだまだ寒い。
おそらく夏に来るのが正解。
はい。第4章はこれで終わりです。
半周終わっちゃいましたねー!
西海岸のキレイな海と、そんなにやつれてるんかってぐらい食べ物を恵んでもらったことが印象的でした。
旅日誌に海と食い物とバイクの写真ばっかり載せてるのがそれを物語ってますね。
第5章は東を目指すことになると思いますが、個人的な用事があるのと冬の寒さが思ったより厳しいのでいつになることやら…。
またそのうちしれっと出発します。
安全運転でいきましょう!!